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【奇怪な病気】ピザやポテチしか食べられない!? 選択的摂食障害とは?

本当に、それしか食べられない。
2016/08/05 UPDATE
 
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大好物、何日連続で食べられる?

みなさんは、自分の”大好物”をどのくらい連続で食べることができるだろうか?

「毎日でも食べたいほど好き」だから大好物なのであろうが、さすがに
来る日も来る日も同じであれば、いつかは飽きてしまうかもしれない。

事実、好物を毎日食べていたら飽きてしまい、むしろその食べ物が
嫌いになってしまったという人もいる。

しかし世界には、同じ食べ物を、それも”何年間も”食べ続けている人がいる。

たいへん奇怪な病気だが、これを「選択的摂食障害」という。

選択的摂食障害とは?

チキンナゲットやポテトチップス、インスタント食品など、ごく限られた食品しか口に
できない病気を「選択的摂食障害」という。


特定の食べ物であることはもちろんだが、決まったブランド、決まった店の食べ物、
限定された調理法しか受け付けないのが特徴である。


それ以外の食品や食べ方を勧められただけで、背筋が凍る思いをするのだとか。

8年間ピザしか食べていない

イギリスに8年間ピザしか食べていないという女性がいる。


彼女は2歳の時からパスタとフライドポテト、そしてレモンジャムのサンドウィッチしか
食べなくなり、11歳以降からはピザしか食べなくなった。

しかも、様々な種類のピザを食べるのかと思いきや、
焼きたてて、チーズとトマトしかのっていないマルゲリータでなければ口にできないという。

18歳で、身体年齢が80歳

同じくイギリスの18歳の女性は、8歳の時から10年間、
インスタントラーメンしか食べていないという。


この極端すぎる食の偏りによって、彼女の体年齢はなんと80歳になってしまったそうだ。

なぜ、このような摂食障害になるのか?

なぜ、こんなに深刻な摂食障害が起きるのか。


その原因は多くの場合、幼少期の食事が影響していると言われている。


たとえば「白米」を食べて、味や匂いに吐き気を催したとする。

だが、親や周りの人間は単なる「好き嫌い」とみなして無理矢理食べさせようとする。

本人も努力しようとするが、どうしても身体が受け付けない。

やがてそれがトラウマとなり、特定のものしか口にできなくなるというのだ。


この状態に至っても、周りからは「偏食」や「わがまま」と勘違いされて、
長らく病気に気づかれないケースが多い。

催眠療法で治ったという人も

この選択的摂食障害、ヒプノセラピー(催眠療法)で治すことができる。

イギリスの西サセックス州で、選択的摂食障害を持つ美容師の女性が、
催眠療法で病を克服することができたのだ。

ナターシャ・セメドという21歳の女性は20年間もの間、ピザ、
中華などのテイクアウト、そして麺類、チーズののったチップスの
4種類しか口にしていなかったという。

なぜそうなってしまったのか。
彼女は語る。

「なんでこんな風になっちゃったかはわからないの。でも、小さい頃からいつも食べ物に用心していたのは覚えてるわ。母が新しいものを食べさせようとしても、絶対食べなかったの。怖くて口にできなかったの。」
家族のために母親が用意した食事さえ、ナターシャは食べずに代わりにテイクアウトを取ってもらうように泣いて懇願した。ある日を境にチキンナゲットさえ食べられなくなった。

病気のために、朝から晩まで4種類の食べ物を繰り返し食べていたというナターシャ。
麺類は一番安心できる食べ物だと思っていたという。


外出する時でも、食べられるものを家から袋詰めにして持って行った。

同じ美容師の同僚たちに「またチップス食べてるの!?」と驚かれ、
次第に選択的摂食障害の自分が恥ずかしくなってきたという。

しかし彼女も、バーベキューやパーティなどで自分が口にできないたくさんの
食べ物を見るだけで恐怖を感じていた。

「自分が食べてる物以外の食べ物が目の前にあると、涙が出るほど怖く感じたの。」ナターシャは毎週100ポンド(約2万円)もテイクアウトやスナック代に使っていた。
これまで、4万ポンド(約770万円)近くもテイクアウト代に費やしたというナターシャだったが、ある日ランチのチップスを食べていた時に「このままじゃダメだ」と思った。

そしてインターネットで色々検索して見た結果、催眠治療を見つけたのである。

フルーツやヨーグルトも食べられるように

最近、ようやくフルーツやヨーグルトなど、少しずつではあるが他の食べ物も口にできるようになったナターシャ。

「前は、昼はチップスで夜はテイクアウト。朝はその残りを食べてたの。でも今はちょっとヘルシーになってきたかな。」

治療により、食生活が改善されたナターシャ。

それでも、チップスは大好きなので週一ペースで食べているという。

選択的摂食障害を治した催眠療法。

イギリスではとても人気のあるものなのだそうだ。


プライベート治療なので日本の実費以上の金額がかかるが、効果は大きいと聞く。


本人がどうすることもできない症状で苦しんでいる以上、もっと広まって
一般的な治療になってほしい。

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馬刺しを愛すお洒落なひよこです。

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