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【思わず冷や汗】猛暑も吹き飛ぶゾッとする話を集めてみました PART7

幽霊もびっくりすることがあるそうです。
2016/07/28 UPDATE
 
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幽霊が出前を頼んだり、自分を苦しめた奴の元に現れたり、
ゴキブリにびっくりしたり…とにかく怖いです。

【タクシーの怖い話】あの時の酔っ払いの客からクレームが入ったんだが…

先日帰省した時にタクシーの運ちゃんしてる弟から聞いた話を書いてみる。

夜0時近い時間に駅近くでサラリーマンらしいスーツ姿の男を乗せたらしい。

ところがその男ひどく酔っ払っていて、乗ったもののはっきりと行き先を告げず
「真っすぐ走れ」だの「今の交差点左だったのに!」だの、あげく「こんなんじゃ代金払えねーなぁ」とか言い出した。

弟は「払えない」と聞いた時点でタクシーを止めて、ドアを開けて

「お客さん、悪いけど代金払うつもりないんだったらここで降りてくれる?ここまでの代金いらないから」

と言ったらしい。当然なんか大声で文句を言ってくる酔っ払い男。

その時、視界の隅に人影が写ったのでそっち見たら、タクシーの開けているドア側にある歩道に女性が立ってたんだって。

ポニーテールで白っぽいワンピ+黒のレギンス(弟は黒の股引みたいの、って言いおった…)。おとなしそうな感じの子。

ちょっと困ったような顔をしてこっちを見ていたので、もしかして乗りたいのかな?って思ったのと、早く酔っ払い男を降ろしたかったので、

「お客さん、悪いけど次のお客さんがいるし早く降りてくれない?」

って言ったんだって。そしたらその酔っ払い男「あぁ?」とか言って、開いてるドアから身を乗り出した。

弟は女性に危害が及んだらまずいと思って運転席から出たんだけど、男は女性の顔を見たとたん、飛び跳ねるみたいな勢いで奥の席まで体を移動して

「車出して!」

って言ったらしい。いや、お前を乗せていく気ないしと思ってたら、男が

「早く!お金もちゃんとあるし先に払うから!」

と5千円札を渡してきた。まぁ金を渡してくれたなら…と思って

「じゃあまぁ乗ってっていいですけどね」

って言ってから、とりあえず待ってる女性に謝っといたほうがいいかな?と思って女性のほう見たら、にっこり笑ってこっちに向かって頭を下げたから、事情をわかってくれた、と思って弟も「すんませんね」って軽く頭を下げてタクシーを出した。

その後何事もなく男を家まで送ったんだが、5千円もかかる距離じゃなかったしおつりを渡そうとしたら「つりはいい!」って叫んでそのまま走って家の中に入っていったらしい。

不思議に思いながらタクシーを出そうとしたあたりで目の前…というか少しはなれた街頭の下にさっきの女性が立っている。

似た洋服着た別の女性…と思いたかったが、その女性が弟の方を見て頭を下げたのを見てゾッとしたらしい。

だってタクシーで走った距離的に言っても、生きた人間とは思えなかったし。何よりも景色からなんか浮いて見えるな、と思ったら影がなかったし。

弟はそのままバックで交差点まで下がってから向きを変えて会社に帰ったらしい。バックで下がる間に女性の姿はいつの間にか見えなくなってたらしいけど。

で、それから何日かしてタクシー会社に電話があったんだって。要約すると

「この前お前んところのタクシー乗ったら途中で降ろされそうになった上つり銭渡しやがらなかったぞゴラァ」

弟は(あー、絶対あん時の酔っ払い男だわー)って思った。

でも会社にその件の経緯はすでに話してあったから、事務の人が対応してくれたらしいんだけど、とにかく家にわびにこいの一点張り。

住所と名前、電話番号聞いときましたけど、どうしますかね?って上司も交えて話し合ってたらまたその男から電話。

今度は上司が対応したけど、何か変な応対。電話が切れた後、弟が聞いたら

「さっきの件は自分の勘違いだったからこなくていいです。オレの住所誰かに聞かれても絶対教えないでください」

とか言って電話が切れた、と。

「あの女性の霊は絶対あの男がらみだと思う。電話からして絶対あの男のせいで自殺したとかやね」

と弟は言ってたが、自分にはそれ以上に気になる事があった。

弟よ、多分その女性お前が「乗ってっていい」って言ったからお前のタクシーに乗って酔っ払い男の家までいけたんだと思うぞ。

あそこを見てください!橋の真ん中!女性が飛び降りようとしてます!はやく助けてあげてください!

2年前まで僕は大阪府の中でも奈良よりの小さな市に住んでいました。

そこには大和川(やまとがわ)という、大阪では淀川(よどがわ)の次に有名で大きな川が流れています。その川の向こうはまた別の市、つまり大和川は市と市の境目となります。

川にはとても広くて長い橋がかかっています。その橋は大阪外環状線にあり、交通の面でも車の行き来が激しい所です。橋の下には大和川。

残念ながらここは自殺の名所としても有名で、毎年ここから身を投げる方が跡を絶ちません...

ある日のこと。橋の下には6面ほどテニスコートがあり、僕は友人とテニスをしに橋に向かいました。


橋の手前に自転車を置き、歩いて橋の下に下りようとしたとき…僕たちの「後ろ」から女性の叫び声がしました。

その声に驚き後ろを振り返ると、20代くらいで髪の長い女性が叫びながら僕たちの所に向かって走ってきます。そしてこう叫びました…

「あそこを見てください!橋の真ん中!!女性が飛び降りようとしてます!!!はやく助けてあげてください!!!!」

そう言われてふと橋の真ん中を見ると、確かに女性がいました。橋の真ん中から下の川を見つめ、靴をぬぎだしています...

僕と友人はその光景を目の当たりにし、あまりの衝撃と同時に助けなければと言う思いで、教えてくれた女性にここにいるように伝え、全力疾走で橋の真ん中からまさに飛び降りようとしてる彼女のもとへ向かいました。

長い橋の真ん中に向かい、息を切らしながら必死で走る僕と友人。彼女はそれを知らず橋の手すりに足をかけよじ上っています。

声すら出ないほど必死にたどりつこうとする僕と友人。僕たちが追いつくかどうかで彼女の命が決まる。。そう思うと今まで体験したことないほどの全力疾走になります。

でも、それに気づかずとうとう彼女は橋の柵に立ちました。下をじっと見つめています。

間にあうか、手遅れか…

彼女が意を決して飛び降りようとした瞬間!まさにその瞬間…落ちるギリギリで僕たちの手が届きました。

それでも足と体をバタつかせ、落ちようとする彼女。必死で抱えて引き戻そうとする僕たち。。

やがて、なんとか道路側に彼女を引き戻した時は安堵の気持ちや恐怖で脚の震えが止まりませんでした。

しかし…

本当の脚の震えはその直後はるかに強烈な全身の震えに変わりました。。。

僕と友人が全力疾走で橋の真ん中まで行き、引き上げた女性…その女性の顔は...

僕たちに自殺する人がいると教えてくれた「後ろ」にいた女性でした…

【笑える霊体験】幽霊もゴキブリは怖いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

昨日初めて霊体験した。

夜に近くに住んでる仲の良い野良猫がなぜかゴキをくわえて持ってきた。

まだ生きてるソレを取り上げようと近づくと、背後のカーテンの隙間から血まみれの女の顔が覗いていた。4階だし人がしがみつけるタイプの窓じゃない。

超ビックリした俺は反射的に逃げようとしてタンスの角に足の小指を思いっきり打ち付けた。


怖さも忘れ、のたうち回る俺。

倒れる花瓶。

巻き込まれて暴れる猫。

脱出して辺りを激しくカサカサ回るゴキ。

「うはww何このカオスww」と微妙に笑顔な窓の顔。

とりあえずゴキの対処を最優先にした俺は、痛みをこらえながらヤンマガで攻撃。ゴキは飛んだ。窓の方へ、女の顔の方へ。

ひとごとみたいにニヤついていた女は「ホゥワァァ!」みたいなあわてた顔をして消えた。

それから4時間、猫はタンスの上にたてこもった。

赤ちゃん取り違え事件のいきさつが何だか後味悪い

数十年前に起きた、赤ちゃん取り違え事件のいきさつが何だかなぁ~と思うよ。

A夫婦には8歳になる娘(A子)がいたが、偶然受けた血液型検査でA子とA父とは親子関係が成り立たない事が判明。

当然、A父はA母の不貞を疑い不穏な状況になるがA母には全くの濡れ衣で、潔白の証明を探す内、そもそもA子がA両親のどちらにも似ていないことに不審を抱き、A子を出産した産院を調べると、同日に女児を出産した夫婦がもう一組いた(B夫婦)事を知り、その夫婦との子供の確認を希望した。


B夫婦にしたら寝耳に水の話だが、まさかと思ってA親子と会ったらもうA子・B子とも、疑いようもないほどに相手親にそっくりな事が判明した。

当時の産院の赤ちゃんの管理のずさんさや、血液型、顔つきの一致性から、もはや「赤ちゃんの取り違え」は決定的になり、A夫婦は実子への取り替えを希望。

しかしB夫婦にしたら「子供が取り違えられていました。はい交換」で済ませられるわけもなく、千々乱れる心の中、我が子として育ててきたB子をそのまま育てる事を希望したものの、裁判所の決定か何かで、結局はそれぞれの子供を取り替える事に。

かわいそうなのは子供達で、いきなり両親が変わって混乱し、特にB子は何度も前のB親の元に逃げ帰ってしまうことから、AB両親が相談し合って、両家が隣同士に住んで子供は両家で共同で育てる事になりました。

と、雑誌で危機を乗り越えた親子達の美談って雰囲気で掲載されていた。

いや、最初から最後まで両家で取り合っていたのはB子であって、最初から両親から拒否された形で交換を望まれた上に、交換先の両親からも「いや本当はあっちの子が希望だったんだけどね」的スタンスで嫌々引き取られたA子の立場はどうなるんだ?!

と、読んだ当時はまだ子供だったがモヤモヤしたよ。
ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)
810円
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雑居ビルで起こった怪異

今からもう14年くらい前の中学2年の時の話です。

日曜日に、仲の良い友達と3人で映画を観に行こうという話になりました。友人達を仮にAとBとします。

私の住んでいる町は小さくて、映画館がある町まで出るということは、田舎の中学生の私達にとって大きなイベントでした。土曜の夜、ウキウキしながら家にいるとBから電話がありました。


「ごめん、明日バイオリンのレッスンがあったんだった。ちょうど映画が終わるくらいの時間にレッスンも終わるから○○町(映画館がある町の名前)の駅の改札あたりで待ち合わせしよう」

という内容でした。Bは結構なおぼっちゃんだったのでバイオリンを習っていたのです。

3人そろって楽しく大きな町で映画を観られると思っていたので、少しがっかりしましたが、映画の後に3人そろって遊べばいいやと気を取り直して、その日は床につきました。


585名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:15:40ID:6a8j38P20
そんなわけで翌日、僕とA、二人で映画を観に行きました。

映画を観終わって二人で「面白かったねー」と話しながら駅に向かおうとした時、Aが

「ねえねえ、このビルの3階まで上れば駅へ続く歩道橋があるよ」

と言いました。

そこは大きな町だったので、駅前から複数のデパート等へと続く
歩道橋が3階くらいの高さで広がっていました。

私も信号に捕まりながら歩くよりはいいなと思い、映画館の横にあるビルに入りました。

そのビルは小さな雑貨店がたくさん入っている雑居ビルでした。私達は階段を見つけ、1階から上って行きました。3階までつくと、店側に入る扉がありませんでした。

きっとそのフロアは倉庫か何かになってて、この階段からは一般の人が入れないようになってるのだと思い、私が

「やっぱり1階に戻って、普通に歩いて行こうか」

と言うとAは

「いや上ってみよう。4階からお店側に入れるかもしれないから、そしたら別の階段から3階に降りればいいよ」

と言いました。

しかし4階に上っても扉はありませんでした。さらに5階へと進みました。しかし扉はありません。

だんだん私達も意地になって、どんどん階段を上って行きました。


588名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:18:59ID:6a8j38P20
10階位まで上ったでしょうか。私は少しおかしなことに気づきました。

外からこのビルを見たときは10階もなかったような気がしたのです。しかしAは「もっと行くぞ」と張り切って進んで行きます。

私達は階段をどんどん上って行きました。20階くらいまで来て、私は完全におかしいと思いました。

階段も何故か、古くさく、じめじめした感じになっていました。ゲームのバイオハザードに出てくる、コケむした嫌な階段みたいな感じです。

私はこの時点でかなり怖くなっていたのでAに向かって

「ねえ、もう引き返そうよ。絶対変だよ、これ」

と言うと、先を行くAは私に背中を向けたまま

「ハハハ、変だね」と言います。

何をふざけてるんだと少し、気分を悪くした私は

「何笑ってんだよ!帰ろうって言ってるんだよ!」

と少し語気を荒めました。

するとAはまた「ハハハ、変だね」と言います。

私はそのAの言葉にさらにムッとしましたが、階段を上っていくAの姿が少しおかしいことに気づきました。


589名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:21:30ID:6a8j38P20
姿形はもちろんAなのですが、動作の一つ一つがおかしいのです。

確かに階段を上がる動作なのですが、何かこう、人間が人形を手で動かしているような、ぎこちない動きでした。

右手、左手、右足、左足、それぞれが独立して動いているようなともかく変な動きでした。

私は足がすくんでその場で立ち止まりました。するとAが立ち止まりクルッと私の方へ振り返りました。

「ハハハハハハハハハ変だね、変だね、ハハハハハハハ」

と笑うAの顔を見て私は叫び声をあげました。動作と同じく、顔の表情もぎこちなく、笑うAの顔。

何より、白目が無くなって眼球いっぱいに広がった黒眼が、私に叫び声をあげさせました。

私は踵を返し、全速力で階段を駆け下りました。途中、足がもつれて転びそうになりましたが、それでも無我夢中で駆けました。

気がづくと雑居ビルの一階にある薬屋さんにいました。どうやって階段から出たか、その時の記憶はないのですが、パニックになっていた私は後ろを振り返らずに駅まで走りました。


591名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:24:21ID:6a8j38P20
駅の改札につくと、Bが待ってました。

Bは「遅い。映画が終わってから1時間も経ってるぞ」

と怒っていましたが、Aがいないのに気づくと「Aはどうした?」と聞いてきました。

私はこのまま外にいるとAが後ろからあの奇妙な動きで追ってくるような恐怖に襲われ、とりあえずBを促して、駅に中にあるファーストフード店に入りました。

とりあえず私は起こったことをBに話しました。うまく整理できずに話したので途中Bに「もう一度詳しく話せ」と何度も言われました。

最初はBは私がからかっていると思っているような態度でしたが、だんだんと真剣な顔つきになってきました。というのはBは霊感が少しあるやつで、私達に起きたことが尋常ではないとピンと来たようです。

Bは「とりあえずそのビルに行ってみよう」と言いました。

私は嫌だと言いましたが「Aをほっとけないだろ」という言葉を聞いて

「確かにそうだ。Aは何かに憑かれたのかもしれない」と思い件のビルまで行きました。

さっきと同じように階段を上ってみると3階にはCD屋さんへと続く扉がありました。4階に上ってみるとゲームセンターになってて、そこも普通に入れました。階段はそこで終わり。4階建てのビルでした。

私達は首を横にひねりましたが、その日はとりあえず家に帰ることにしました。明日、もしかしたらAは普通に学校に来るかもしれないと思ったからです。


593名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:28:45ID:6a8j38P20
次の日、登校するとAは来ていませんでした。

私より10分ほどあとに来たBが顔を青くしながら今朝、変な夢を見たと言いました。その内容とは、Aが森の中を泣きながら裸足で歩いており、しきりに「悔しい悔しい」と呟いているというものでした。

Bはあれは単なる夢じゃないと言いました。でもどうしていいか分からないとBは言いました。

それから数日経ってもAは帰って来ず、捜索願いが出されました。私とBも警察まで行って、その日のことを聞かれましたが、あの不思議なことは話しませんでした。

それから1ヶ月後くらいでしたか、Aが発見されました。それも死体で。

これは直接家族の方に聞いたわけではないのですが、何故か私の住んでる町から100キロ以上離れている隣県の山の中にある神社の境内の横で、カラッカラに干涸びて死んでいたそうです。

しかも死後1ヶ月は経っていたそうです。

当時はAが死んでとてつもなく不快な体験でしたが、日が経つにつれて忘れて行きました。

この間Bに何年かぶりに会って「あれ何だったんだろう」という話になって思い出した体験談です。


594名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/06/14(水)03:30:53ID:6a8j38P20
以上です。

あれからあの映画館に行ってませんが、今度久しぶりに行ってみようかな。

不気味な出前依頼

大学生の頃の話。

俺は下宿近くにある定食屋で出前のアルバイトをしていた。

まあ本業の片手間の出前サービスって感じで電話応対やルート検索、梱包、配達まで調理以外の事を、ほぼ全てを俺一人でこなすという感じだ。

客の大半は俺と同じように大学近くで下宿する学生なので、1年もバイトをすれば、寮の名前や位置はもちろん、どんな人が住んでるかってのが大体わかってくる。

その日もいつも通り数件の配達をこなして、そろそろ上がりっていう時に店の電話が鳴った。以下はその時の会話。


「毎度ありがとうございます、○○(定食屋の名前)です」

「宅配をお願いします」

「ありがとうございます。それではお名前とご住所、お電話番号をお願いいたします」

声の主の返事はなかった。

自分の住所を正確に把握していない人は、経験上わりといたので、きっと調べているのだろうと、その時の俺は別段気にすることもなく返事を待つことにした。案の定しばらくすると、

「A田、○○町△△□□番地、080-~」

という返答があり俺も一安心。その後はいつも通りオーダーをとった。地図で調べると名前からして、いかにもな学生マンションの場所に一致した。

商品を荷台に乗せ原付で走って5分程度、農道を少し入ったところにそのマンションはあった。

結構大きい建物だったので遠目に見たことは何度かあるが近くに行ったのはその日が初めて、鉄骨4階建ての、かなり年季の入った趣、外観だけ見てもボロいことはすぐにわかった。

21時を過ぎたそこそこ遅い時間なのに、灯り一つついていない。正直家賃1万円でもここには住みたくない、というのが俺の感想。


205:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金)01:40:45.64ID:u9dRlFjE0
ここで俺は初歩的なミスに気付いた。部屋番号を聞くのを忘れていたのだ。

こういうミスがあった場合は大体俺の携帯から客に直接電話するのだが、突然知らない番号から、特に携帯電話から掛かってきた電話を取る人間はそういない。

若干気落ちしながらもとりあえずメモを片手にコールする。相手が出たのは驚くほど速かった。

「もしもs」

「管理人室ですよ」

そのあまりの察しの良さは気味が悪かったがとりあえずお礼を言い、立てつけの悪そうな戸を開けてエントランスに入った。

暗い。遠くの道を走る車の音が聞こえるぐらいの静寂。人の気配が全くしない。引き戸の扉が左右に並ぶ廊下が続く、廊下の蛍光灯は点いていない。

スイッチを探す手間よりも、さっさと届けて帰りたいという気持ちが強かったのでそのまま奥に進み管理人室の戸をノックをする。

ガラガラと戸が開いた、部屋からの光が廊下に漏れる。声のイメージ通りのヒョロっとした風貌の男性が

「遅い時間にすみません」

と迎えてくれた。俺は部屋の灯りとその丁寧な対応に安心してしまい

「暗かったからここまで来るのが凄く怖かったですよ」

なんて冗談交じりの営業トークが出来るぐらいの余裕は取り戻した。その後、受け渡しと支払いは滞りなく終わり俺は帰路についた。

それから閉店の22時までは店長とダベりながら掃除や片づけをし、今日の売り上げの清算をするという、いつもの流れに戻った。


206:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金)01:41:23.96ID:u9dRlFjE0
注文を取った伝票を照らし合わせながら電卓で計算していくと2000円以上売り上げが不足していた。

10円やそこらの差額はたまにあり、自分の財布からこっそり足すことはあったがこの差額はあまりにも大きい。横で清算を見ていた店長も

「心当たりは?」

と首をかしげていた。札一枚どこかで落としたなんてことは有り得るが、料金があまりにも中途半端なので、今日宅配で回った伝票の額と差額を照らし合わせていく。

答えはすぐに出た、あのマンションに宅配にいった時の伝票に書いてあった額だけがすっぽり抜け落ちていた。

恐らく○○学生マンションを訪問して、帰るまでにお金をどこかに忘れてきたということを説明すると、店長は更に首をかしげながらこう言った

「マンションの名前間違ってるんじゃないか?もう一回ちゃんと調べてみろ」

指示の意図がよくわからず、もう一度地図を開き住所の場所を指すと、店長は奥から持ってきた学生寮の住所や大家さんの電話番号が記録されてるノートをめくりながら更にウンウンと唸っていた。

俺は差額について特にとがめられることもなく、まかないを食べその日は下宿に帰った。

普段は結構口を酸っぱくして指導するタイプの店長が、この日に限ってこんな、なぁなぁな対応だった理由を知るのはその数日後のこと。


207:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金)01:42:19.32ID:u9dRlFjE0
次のシフトに入った時、店長から

「もし、この前のA田さんからの注文来たらやんわりな」

というお達しがあった。これは理由を付けてやんわり断れという意味だ。

イタズラ電話だったり悪質なクレーマーに対して、店がこの措置を取ることは以前から知っていたが、いきなりすぎたので俺も

「何かあったんですか?」

と質問してしまった。

店長は「まあちょっと○○(俺)にも気味の悪い話で悪いんだけど」

という前置きで煙草をふかしながら話し始めた。

あの学生マンションは5,6年ぐらい前までは店の常連だった人が経営していたらしく、その繋がりで結構住人にも贔屓(ひいき)にしていたそうだ。

しかし、その常連さんが病死してからは管理する人間がいなくなったことで学生寮は閉鎖。

まあ、学生寮の閉鎖自体はここ数年の流れを見てもそこまで珍しいことではない。というのが店長の談。

そんな事情があったからこそ、先日そのマンションに宅配に行ったという俺の話を聞き、もしかすると親族の人間が新しく経営し始めたんじゃないかと思い、昨日の昼間、挨拶と下見もかねて寮まで行ってきたそうだ。


208:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金)01:43:49.73ID:u9dRlFjE0
だが、寮は荒れ果てたままでどう考えても人の住んでいる感じではなかったらしい。

やっぱり俺の間違いだったという結論でそのまま帰ろうとしたとき、管理人室から

「どうぞ」

という籠った声が突然聞こえたらしい。かなり驚いたらしく、その場で固まっていたらしいが

「どうぞ」

という声がもう一度聞こえたので、恐る恐る戸を開けると中は朽ちかけで何度か呼んだがその後返事はなかったらしい。

店長は寮を飛び出して真昼間にもかかわらず一目散に逃げた。

足元を見た店長は気付いたそうだ。先日俺が運んだであろう料理が床にぶちまけられていること。

それ以上は聞きたくなかった。幽霊にしろ何にしろ、俺はそのわけのわからない寮でわけのわからないものと談笑しちまったんだから。

俺が控えていた電話番号にも電話したみたいだが繋がらなかったらしい。もちろん俺は発信履歴を削除した。


209:本当にあった怖い名無し:2013/04/05(金)01:44:21.23ID:u9dRlFjE0
数か月後、俺は店を辞めた。

1年半勤めたのでそろそろ環境を変えてみたいというのは建前。仕事をしているとどうしてもあの時のことが脳裏をよぎった。

辞めることを決定付けたのはその出来事から1ヶ月と少し経った頃、再び例のA田から電話があった。俺はわざと店長に聞こえるように

「A田様ですね?」

と、声が震えるのを必死に抑えながら復唱し、それを察した店長が「替われ」とジェスチャー。

出前のサービスはしばらく見合わせてると嘘をついていた。電話を切る間際、店長の顔が明らかに動揺しているのがわかった。店長が俺を見て一言

「今から店に来るみたい」

もう限界だった。その日、結局A田を名乗るものは来なかった。

俺は都市部に住居を移したし、バイトを辞めたしで店と疎遠になり。それ以降のことは知らない。

二階から聞こえる笑い声

これは今から五年位前に実際に体験した話です。

当時、私は会社員で、妹は高校生でした。その日、私は仕事から定時で帰宅し、リビングに入ってすぐソファーに寝転がって漫画を読みはじめました。

まだ夕方で、夕日が沈む前だったので電気はつけなくてもじゅうぶん明るかったのを覚えています。

しばらく漫画を読んでいたら何やら二階から、「キャハハ」と笑い声が聞こえてきました。何人かの話し声がします。

あぁ、また妹が友達連れて二階で遊んでるのか。と思って、気にせず漫画に集中しようとしてたんだけど、だんだん二階で話しが盛り上がってきたようで、笑い声がどんどん大きくなってきました。

あ~うるさいなぁ。と思いながら気にしないように我慢していたんだけど、やがて笑い声が

「キャハハハハ」から「ギャハハハハ!!!!」になり、床をダンダン叩き出しました。

しまいには笑い声が叫び声になってきて、

「ギャヤァアアアアアアアヴヴヴヴヴヴひひひひゥボォォオオオオオ!!」

とか言いながら、リビングの天井の電気が揺れる位ダン!ダン!ダン!ダン!って蹴りまくってる。

ケモノの断末魔みたいな。マキシマムザホルモンのデスボイスみたいな声がずっと響いてる。これには私もムカついて

「はぁ?ありえない!うるさすぎて近所迷惑になるだろ」

と、さすがにキレて二階に文句言いに行くことにしました。

リビングから出て廊下を歩き、階段を登ろうとした時に、ふ…と、おかしいことに気がつきました。


699:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2013/08/04(日)??:??:??ID:YdeLNrCQI[2/4回(iPhone-wifi)]
廊下の横に玄関があるのですが、…

あれ…?私の靴があるだけで…友達の靴どころか……妹の靴もない。え?靴がない?

じゃあ、今、この家に居るのは私だけ…!?えっ?じゃあ…さっきの笑い声は…?

と、そこまで気づいた時に、顔をあげてしまったまま金縛りになってしまいました。

さっきまでの笑い声が消えて、家の中は静まりかえっています。目の前には、真っ暗な階段。

シーンとした二階は、暗くて何も見えない。

一気に恐怖が襲ってきて、怖くて早く逃げ出したいのに金縛りで動けずにいたら、二階の奥(妹の部屋の方)から、

…ギギ…キィィィッ…

と、扉を開ける微かな音がしました。私はもう恐怖で体中から変な汗かいて、顎がガクガクしてた。少ししてから、

…みしっ。………みしっ。

と、誰かが床を踏みしめながら歩いてきている音がしてきました。階段のほうに、誰かくる…!


700:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2013/08/04(日)??:??:??ID:YdeLNrCQI[3/4回(iPhone-wifi)]
と思ったとき、がくんと力が抜け、パッと体が自由になり、一目散に階段を離れてリビングに駆け込みました。

リビングに入ったら、すでに部屋が真っ暗になっていたのでびっくりした。いつの間にか日が沈んでいたのです。

慌ててリビングの電気をつけて、テレビを大音量でかけて、ソファーで丸まってぶるぶる震えながら、母の帰りを待ちました。

あの時、玄関の靴に気づかなかったら、一体二階で何をみてしまったのだろう…?二階にいったい何が居たのだろう…?

(因みに、妹が帰宅してからこの話をしたら、妹に何故かキレられ、妹は二度と二階の部屋を使わなくなってしまいました。)

妹の部屋はその後も色々怖い事があったので、機会があればまた投稿したいと思います。
ぶっ生き返す
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予襲復讐
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地下に潜って配水管の点検をするバイトをしてた。そのとき中に人がいた。

昔、配水管の点検するアルバイトをしてた。地下に潜って管に異常は無いか調べる仕事。

ちょっとした冒険みたいで毎度ワクワクしながら働いてた。

まだ始めたての頃、管に潜ると人がいることがあるから気を付けろって先輩に言われた。人を見つけたらまず声をかけて、何も言わず逃げていく奴は絶対に追うなと。


何度か潜って分かったけど、場所によっては人が住めるような管があって、住み着いてる浮浪者に遭遇することもあった。

浮浪者はまあ安全なのだけど、その頃はまだ左翼の過激派なんかがぼちぼち活動してた頃で、過激派が居住してたらしき跡も見つけたことがある。今思うに結構危険な仕事だった。

10メートルも潜ると完全に真っ暗で正直言って心霊的にもかなり怖い。一度、奥の壁全面にみっちりお経みたいな文字が書かれていたことがあって戦慄した。

そんなこんなで楽しく働いてたある日、川にあるあの横穴から中に入ってく仕事がきた。このタイプの管は最深部まで行くと、配水管の合流点にたどり着くことがある。

色々なとこから水がぶわって流れてて中には巨大な滝もあって絶景の一言につきる。

それを見るのが楽しみで意気揚々と中に入って行った。20メートルくらい進んだところで奥に人影らしきものを発見。

「そこで何してる」

とさっそく声をかけたけど、返事が無い。そこは増水したら水が流れるし、まず人が入り込むような場所じゃない。

ゴミでも詰まって見間違えてるのか、それとも何か悪さしようとしてるんじゃないかと、とにかく確かめることにした。

近づいてみるとやはり人間っぽくて微妙に動いてるから、

「おい、危ないから出ろ」

と声かけながらさらに接近。すると向こうも奥の方に逃げていく。なんか金属で壁を叩くような妙な音させながら。

ちょっと仕事に慣れっこになってた俺は捕まえてやろうと追いかけた。けど、気づいたら合流点の手間まできてて、危うく落ちる所だった。

その上、人はどこにもいなくて滝の音とキンッキンッって音だけがコダマしてた。

慌てて逃げだして入り口で見張りしてた先輩にそのこと話たらだから追うなって言ったろと叱られた。

他にも何人か見た人がいるらしくて、業界じゃ有名な話だったらしい。俺はそれで潜るのが怖くなってやめてしまった。

近づくにつれ、なぜKさんが小さくなったのかがわかりました。

千葉県のとある病院に勤めている父はその晩、特に急患も無く、まったりと宿直室にいたそうです。

突然、見回りをしていた看護婦が宿直室にやってきて

「先生、○○室のKさんが居なくなってます。」


と報告を受けたそうです。Kさん(女性)は前日、入院していた軽度のノイローゼ患者でした。

父と看護婦で、病室に行くと確かにもぬけのからでした。おかしいな…病室からは出られない様になっていた筈なのに…。

一緒に来ていた看護婦に、とりあえず他の階にいないかどうか、探すようにと指示を出し、もう一度部屋を見渡しました。


98名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/07/16 09:53
すると…カーテンが揺ら揺らと揺れているの気が付いた。まさか…な、と思ってカーテンを開くと、カーテンの向うにある窓が開いてました。(父の勤務する病院は精神病院ではなく一般救急)

父は寒気を感じながらも、その窓から身を乗り出し下を見ると、1階の屋根の部分に、一人の女性らしき人影が見えたそうです。

父は同僚の医師と急いでそこに向かい見ると、少し小さく?なったKさんがこっちを向いて「おーい、おーい」と手を振っていました。

近づくにつれ、なぜKさんが小さくなったのかがわかりました。下半身がほとんどつ〇れていたらしいのです。夜と言う事もあって、近くに行くまでわからなかったとか。(Kさんがいた病室は5、6階らしいですが、細かい話までは覚えていません)

Kさんはその晩死んだそうです。

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